愛の雫
「希咲ちゃん、おはよう!」


教室に入ろうとした時に声を掛けられて振り返ると、笑みを浮かべる朋子が立っていた。


「おはよ」


二年でも同じクラスになったあたし達は、前よりもずっと友達らしくなった。


きっと、あの事がキッカケになったんだと思う。


あの時、朋子はあんなに最悪な状況を目の当たりにしたのに、あたしが自分からその話に触れるまで何も訊かずにいてくれた。


そんな気遣いが出来る彼女となら、いつか早苗とのような仲が築けるんじゃないかって思えた。


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