空が青いって誰が決めたの?
授業が終わって、人気のないところへ、唖梨架を呼び出した




「あのさ………」


「何?どうしたの。」


「好きな人、教えるよ」





仲間だから、唖梨架は私の人生の中で必要な人種だから




「渚……なんだ」


「もっと早く言ってくれれば良かったのに!応援するよ」




驚いた、この感じがはじめてじゃないような気がする




どこかで味わったような
感覚




「なんか、瑞葵って暗記教科苦手そうだなあ。」





顔を覗かせて、まじまじと
みるから、苦笑いをしてしまった





「唖梨架…、調理実習の…
してくる。」





もっと話聞いてほしかったな



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