主従関係
その後は、点を入れることが出来なかった。



1-0のまま迎えた最終回の9回裏




「疲れてると思うけど、頼れるのはお前しかいないからよ。後ろは任せてくれ。
頼んだぞ!!」


守備につく前に圭の背中をバンッと叩いた。


「ああ。任せとけって!」

圭がニッと笑いグローブをはめてる左手を上げた。



あとは抑えるだけ。


勝利は目前だ。






しかし、皮肉な事に最終回で最大のピンチを向かえた。


圭一人で投げてたせいで疲れはピークを達していたのだろう。
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