主従関係
泣きつかれていつの間にか寝ていた。



気付くと窓の外は夕暮れになっていた。



「お嬢様、学友の方がお見えです。」



襖の向こうから使用人に声をかけられた。



学友?誰だろ?



友達などいない私に誰がお見舞いに来るだろうか?



「………通して。」



スッと襖が開くと如月さんと藤堂先輩が現れた。
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