フレアップ!!上巻
もう無理なのかなぁ・・・。
とりあえず俺はボロボロの体を治すために開いたノートをそのままに席をたった。
「どうした、上場。顔色悪いぞ」
気がついた毛無先生が、出口へと向かう俺の体を制する。
・・・わかってるなら早く保健室へ行かしてください。もう限界のようです。
「ものすごーくしんどいので、保健室で休んできていいですか?」
熱を帯びた背中が、ブラウスを濡らす。
気持ち悪い。
「あー。わかった。よく寝るんだぞ」