フレアップ!!上巻



もう無理なのかなぁ・・・。



とりあえず俺はボロボロの体を治すために開いたノートをそのままに席をたった。


「どうした、上場。顔色悪いぞ」

気がついた毛無先生が、出口へと向かう俺の体を制する。


・・・わかってるなら早く保健室へ行かしてください。もう限界のようです。


「ものすごーくしんどいので、保健室で休んできていいですか?」


熱を帯びた背中が、ブラウスを濡らす。
気持ち悪い。

「あー。わかった。よく寝るんだぞ」
< 174 / 232 >

この作品をシェア

pagetop