そう、爽やか


「高橋!この数字はどこへ代入するかわかるか?」
『えっ…えっと…………』

戸惑いながらもスラスラ解く私に先生は驚く。

「高橋ほんとに頑張って勉強してるんだな、このまま桜岡高校に受かるといいな」


誉め言葉に弱い私は照れながらも席についた。


「やるじゃん」
隣の席の愛美が肘でつついてくる。

『うんっ』

毎日夜遅くまで頑張ってる甲斐がある。



6時間授業をこなし、放課後―――――――。


「彩ちゃん♪早く行こぉ~」

健太が手を出して催促してくる。


私達は近くのファミレスに寄った。


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