そう、爽やか


入ってすぐに二人仲良くパフェを頼んだ。

『…で、話って何なの?♪』
「あ~あのさ、最近休みの日とか逢ってないじゃん?」


確かに最近、勉強ばかりで誘いを断ることが多かった。


「それでさ、隣のクラスの達也いるじゃん?そいつに誘われて遊びに行ったら女の子2人いたんだ…」


良かったじゃん、とふてくされながらパフェを頬張る私。


「1人の子が俺に惚れたみたいで、告白されちゃった」


…で?

そう思った私は健太を見つめる

「あっ、あ、それでさ、正直迷った…………」
『そう』
「…………ごめんな」


健太ってそんな奴だったっけな。
見損なったよ。



『ちょっと考えさせて』





パフェのお金をおいて店を出た。

もちろん健太は追いかけてくるはずもない。すでに浮気をしていたのだから。


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