†Dragon Guardian†

すると突然、A班のうちの
1人の男性が地図を広げて
弥嘉たちの前まで来た。


「あの、堂浜方面で且つ
海沿いにある倉庫を割り
出しましたが、この3つに
絞られます。“齊山”と
“渓築”と“波津嶋”が
それに該当します」


男性はそう言って、該当
する倉庫を円で囲んだ。


「ここからなら、どこも
車で一時間あれば行ける
距離だな。一度、奴らに
報告しておくか」


そう言って、中年男性が
他の班員に連絡しようと
すると、今度は別の男性
から報告が入った。


「三沢さん!!先程警察に
捜査依頼をしたところ、
そのワゴン車が偶然にも
捜索対象の盗難車ですぐ
足取りが掴めましたっ!!
場所は“齊山”第二倉庫
だそうです!!」

「地図と合致してるな!!
早速奴らに場所を知らせ
港を封鎖出来次第警察に
引き渡し現場に向かえと
伝えておけ!!」

「は!!ちなみにB・C班は
どうしましょうか??」

「それが終わり次第至急
応援要請をしておけ!!」


中年男性の鋭い声にすぐ
反応した男性は「は!!」
と言って他の班員たちと
連絡を取り始めた。
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