美人薄命
「あんた顔がコロコロ変わるな。」
「え…?」
春人くんの声に顔を向けると、胸がキュッと掴まれてしまった。
こっちを見て目を細めて優しく柔らかく笑う春人くんが居たから。
「じゃまた。」
「あ…うん、また。」
何と無く一緒に店を出て歩いて来たけど自然とマンションまで送ってくれた。
あぁ…私本当に好きになってる。
未だに掴まれたままの胸の感覚が実感させる。
けれどそれは苦しいものじゃなく今まで知らなかったとても温かいものだった。