狼執事とお嬢様♡
"いい加減にしろ”そう言ったのは、確かに支葵で。
でも、その言葉にどんな意味があるのかは、私にはわからなかった。
そして今、どうして…
支葵の腕の中にいるのかも。
何故貴方は…
突き放した癖して、私を抱きしめるの…?
怒りたい気持ちがある反面、
私はこの腕の中から逃れることはできず、
逃れたいなんて事も、微塵も思わなかった。
「…支葵、だっけ?
お前、お嬢様とその見合い相手にそんな態度いいの?」
『龍っ…!』
嫌だ、嫌だ…!
誰もこんなこと…
望んでなんかいない……。