狼執事とお嬢様♡





一つ、問いたい。






『…やり直す、後戻りする。
この選択肢は、ないの?』



俊は私を見つめなおした。


澄んだ瞳で。






「…それを俺が決めることはできない。


それを、選ぶかどうか。
考えるかどうか。


決めるのは、穂乃歌だから。



でももし、何もかも、原点に戻してやり直したいって思った時は









俺が穂乃歌の心をさらってやるよ。」








俊、貴方は心が広すぎる。








『じゃぁ、お願いするね。





でも、きっと…




――――……。』






俊は、フッと笑っていった。








「穂乃歌らしいな。」


< 293 / 363 >

この作品をシェア

pagetop