狼執事とお嬢様♡
「……悪い。
俺のせい…?」
『……そうだよ。
全部、全部…支葵のせいなんだから…。』
「……悪い。」
2度目の謝りと同時に、私を包み込んでいる腕に力が込められた。
それに応じるように、私も力を込めた。
「……お前は、空海の見合い相手だ…。」
そういうと、支葵は私を放した。
『支葵…?
いやだ、いやだよ…
もう、離れたくないよ……』
このまま、支葵がこの部屋を出て、また…
口もきかないようになるんじゃないか…
なんて、悪い想像が頭の中にどんどんと浮かぶ。