幼なじみは狼くん?

拓哉side

理奈にキスをしてから、理奈に避けられ俺は、すっかり落ち込んでいた。


「拓哉ー。どうしたんだ?元気ないぞ。それに理奈の所全然行かなくなったし。」


心配そうに、竜は俺の顔を覗き込んできた。


「……理奈にキスした。」


ポツリと言うと竜はその場で固まってしまった。


「おい。竜~。竜くん?」


うんともすんとも言わない竜の頬を引っ張ると、竜は我に返ったのか、今度は顔が青ざめていた。


(こいつ面白れ~。百面相してるし。)


「ヒヒヒヒヒッ。ヒフヒハホ?」


「何言ってるかわからねえよ。」


俺は竜の頬を掴んでいた手を離した。


「理奈にキスしたの?」


竜は、頬をさすりながら今度は顔を赤くしていた。


「ああ。」


「それで理奈が、お前のこと避けていたのか…」


「まあな」


「どうするんだよ。」


「球技の日に、捕まえて理奈の気持ち聞こうと思ってる。」


「そうか。そういえば、拓哉は球技大会で何に出るの?」


「バド。お前は?」


「じゃあ俺もバドにしよう。拓哉と違うと練習つまんないし。」


バドにした理由は、女子がバドだから。

(理奈を見たい。)


そう思った。


俺は、携帯を取り出し理奈に球技大会の後に、話があるとメールした。
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