男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆



宇津井は無表情で淨弥を見る。



………あれ?


なんか、

二人で睨み合ってない?




「今日は椎と帰りたい気分」


淨弥はニコッと顔は笑ったもの、目は全然笑ってなかった。



「……俺、椎榎と話したいことあっから」


「……何?話したいことって」


「別に淨弥には関係ねぇと思うけど」



……なにこれ。

……空気が悪いよ…。



クラスみんなの視線が痛い。




「…俺も椎に話したいことある」


「……俺の方が先だ」


淨弥と宇津井の睨み合いが激しくなってる……。


ど、どうして、
こんな怖い顔してんの…?



「あ、あのさ、みんなで一緒に寮に帰ろうぜ?なっ?なっ?」


悪い空気に気付き、靖杜は無理矢理笑いながら二人の間に入った。





< 165 / 440 >

この作品をシェア

pagetop