男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
宇津井の言葉が、あたしの胸をドキッとさせた。
「………えっ?」
俺の女になれって…、それって……
「…それって……」
「馬鹿っ………!!いい加減……気付けよ…。おまえが……おまえが好きなんだよっ!!」
宇津井は怒鳴りながらあたしをきつく抱き寄せた。
「…お前が淨弥と付き合って…、傷つけられるくらいだったら、……俺が奪う」
―――ドキッ……
「……淨弥を好きになるな…。……俺の女になれ…」
宇津井の声は、震えていた。
…初めて、こんな感情的になった宇津井を見た。
直接好きって言われると…、
…ドキドキする。
胸がキュンとなる。
正直、
すっごく嬉しい。
――けど……
「…あたし、…淨弥が好き…」