君の笑顔
そんな中、ある夏の日。

私の父親からの電話で、『誰なのかわからないが本部の車が事故にあい、車はメチャクチャに壊れている』と。


この日は珍しく朝にうちに来た佐竹さん。『次のお店行きたくないなぁ…』とこんなことを口にしたのは初めてかも知れない。『そんな事言ってたら事故るよ!気を付けてね。』と言って私は見送ったものの、佐竹さんはいつもの笑顔は無く、その上大きな溜め息を残して次の店に向かうためうちの店を出発した。


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