君の笑顔

私は彼に無視されているのだと思いこんでいた。
今度こそ本当に壁を作ったのだ。

『今度こそ本気の壁ですか?迷惑かけたもんね。
業務的な内容ならメールや電話ができるのに。ただ声が聞きたいだけの電話なんて出てもらえる訳ないですよね。私的には佐竹さんの口からはっきり迷惑だと言って欲しかった。もう私からは連絡しないから。ではオープンまで頑張ってね』

これが最後と覚悟してメールしてみた。
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