大好きです。





着いた場所は


私がバレンタインの時、先輩に告白した

あの、桜の木だった





桜も蕾をつけ

春の訪れを知らせている










私は、その木の下で

先輩と向き合う形になった




掴まれている手首が熱い










「アヤちゃん

手紙、読んだよ」




どくん

胸が大きく動いた












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