Dangereuses hospital
epilogue
ヘリに吹き込んでくる風が、私の髪をかき乱す。

上手くいった。

表情には浮かべないまでも、私は内心笑みを湛えていた。

ボディスーツの胸元から、アンプルの入った金属のケースを取り出す。

…今回の目的の品…天然痘ウイルスを。

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