あなた
そうこう話しているうちに家についてしまった。
ずっと一緒にいたからかな?
そう思ったからショックを受けた。




「どうした?そんな暗い顔して・・・。」
気付かれた!!
「えっ!?別に・・・。
てか・・・あっ、ありがとう。」






あたしはいつも素直じゃない子だから
「ありがとう」なんてあんまり言った事がない。
だけど、あなただから。
和也だったから言えたんだよ。










「いいよ。また・・・会えるよね?」
和也くんはそう言って笑顔で帰って行った。



「会えるよ。きっと・・・。」
あたしはそう呟いて家の中へ入った。






なんでだろう??
その日すぐに寝ることが出来た。
ねぇ・・・これは運命だったのかな?
同じ日に同じような気持ちになったんだよ。
笑っちゃうよね・・・。
でも、あたしはまた会える。
そう確信したよ。
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