私の可愛い彼氏
食べ終わって店を出るとアナウンスが流れた



『13時30分よりイルカショーを行います。ぜひ、ご覧下さい』



アナウンスを聞いた私の体はウズウズする



「茅依さん、イルカショー5分後に始まるよ。行こ!」



そう言って彼は私を引っ張りながら走った



屋外でするイルカショーは寒くて人が少ない



「下の方、空いてるよ。行こうよ」



彼はまた、私を引っ張る



選んだ席は前から5列目で、真ん中あたり



見えやすいけど…右から吹く風は冷たくて寒い



うぅっ。寒い〜〜



体を縮めながら座ると、彼は私の右隣に腰を下ろした





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