携帯の向こう側
間違い電話

彼女の声

今日もアルバイトで疲れてベットに倒れこむ。

ぁあ、疲れた…。
疲れたけれど誰かと話がしたい。今日の店長の愚痴を聞いてほしい。

そうだ小木ちゃんを呼ぼう。昔からの親友だ。

携帯を開く。
電話番号は自分の指に任せて目をつぶる。
何回もかけてる番号なもんで指は勝手に動く。

プルルルルル…

つながった。よくやったぞマイフィンガー…

『はい、もしもし。』

携帯から聞こえた可愛らしい声に驚きベットから転げ落ちてしまった。

小木ちゃんの声はもっと
ゴツイ…ってどうしよ…

『ピーと鳴ったら言いたい事言ってねッ』

慌てふためく俺にピーと耳障りな音がした。
良かった、留守電か…。
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