有名男子・秘密彼氏
そして要が口を開いた。



「…何言われてたんだよ。」



そんな事、あの状況見ればなんとなくわかったでしょ。


明らかに要を好きな女。
その女が要にした質問。

わかるでしょ?

なのに何で聞くの?


私は唇をかみ締めてから答えた。



「あの女達に呼び出されたの。昨日一緒に帰ってる所見たって…」



思わず強く言った。
でも最後は小さくなる声。

要の顔は見えない。

私は未だに扉の近くにいて、扉に目を向けているから。

そして要はそんな私の後ろに立っているから。



「ふーん…」



それだけ。

それ以外何も言わない。


…本当に腹が立つ。


私はもっともっと強く拳を握り締めた。



「…てかあんたは、何でここにいるの。いつも昼休みは友達と教室で弁当食べてるじゃん。」



もうこの話題は嫌だと思って話題を変えた。


…本当は…

この場から去りたいけれど、足がどうしても動いてくれない。

要も、出ていってくれない。


だからとりあえず屋上に来た理由を聞いた。
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