【バーチャルメーカー★博士と助手のとんだ1日】

慌てて1コーラス満たない所で
停止した。

チェイサーマンが到着する前に
次をかける…。

ラパパパーン♪

次は良いぞ♪
〈エクセレントマン〉の
テーマ曲だ!

ブルーのケープに身を包み、
惑星Zからやって来た
地球を愛するヒーローだ!

さっきよりも少し長めで
停止させる…

博士は決してふざけているの
ではない。真剣なのだ!

チェイサーマンと
エクセレントマンが闘う中、
博士は次の曲をかけた。

テケテケテケテケ…♪

曲と共に遠方から巨大な波が…

博士が選んだのは
アドベンチャーズの
ローリングウェーブと言う
ギターサウンドだった。

『これもマズイ!次だ次!』

ホワンファンホワンファン
ホワワ~ン♪

空にオレンジ色の光が!

『ち、違う!』

博士はUFOも呼んだ。

直ちに停める‥

一方、サミュエルは、
ゾンビ達の執拗な追跡からの
逃走に限界を感じ始めていた。

『ハァ、ハァ、ハァ、はか‥せ
‥間に‥合って‥くだ
‥さい‥ゼーハーゼーハー』

『サム~、何とか持ちこたえて
くれよ~。』

博士はサミュエルの状況を
想いながら祈る様に次々と
CDを再生させて行った。

次に登場したのは
〈サイバーマン〉だった。

黒いスーツの増殖した
男達がゾロゾロと…


< 13 / 20 >

この作品をシェア

pagetop