street love

バレンタインデーも迫ったある日の日曜日。


美波は仲良くなった響の妹の瞳の自宅に遊びに来ていた。



瞳は全体的に白の造りの一際目立つ大きな家に住んでいた。

さすが医者の娘という感じだ。


今現在、響はここには住んでいなく、大学に近い所にマンションを借りている。

なので一緒に住んでいるのは
両親ともう一人の瞳と響の兄で医者をしている
輝《ﾋｶﾙ》
と祖父の５人家族であるが、たまに気が向いた時に帰って来るため響の部屋はそのままにしてある。



「あ、いつの間にお菓子なくなってる。あたし何か持ってくるから待ってて」



そう言うと瞳は部屋を出て行く。