street love
あずさは窓の外を指差した。
その先には大勢の女の子に囲まれて歩いている
洒落た二人組の男の人がいて

右側はロン毛をヘアゴムで結んでいてサングラスをかけて全体的に黒のファッションをしている長身の人で一見誰だか分からないが

左側にいるのはすぐ分かる人物で美波の恋人の響だった。今日は白のファッションで決めている。



「美波の彼氏だ!」



あずさが言うと
近くにいたクラスの女子達も窓の外を見下ろす。



『えーどこどこ?』

「あの人だよ。左側の…」

『何か美波の彼氏すっごくモテてるね』

(「ヒビキ君…目立ち過ぎる」)
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