キラキラ


電車が−!
間に合わないよ−!

大変大変!
走れ−!

プシュ−−−

『待って−!』

うわわわわ−!

ガッ−−−

『大丈夫?』

え?

そこには
帽子を深くかぶり、
眼鏡をかけた
男の人が。
手でドアを
開けててくれたみたい。

『すいません、
ありがとうございま−』

『し−っ!
大丈夫だったならいいんだ。』

とかがんで
私にしか聞こえない声で言った。

『はい!…あっ』

と言ってから気づいた、
静かにするんだった。

ん?
なんで?


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