呪 い サ イ ト
「もうやめろ! もうやめろ!!」
野太い男の声だった。きっとさっき入って行った警察官が、まだ真里を刺している、
梓に対して言っているのだろう。
―――梓はいつまで刺し続けるつもり!?
目も血走っていて、きっと梓は精神が狂ってしまったのだろう。あの呪いサイトの仕業で。
警察はナイフを持っている梓に、容易に近づくことができずに悪戦苦闘していた。
「―――あぁっ!! 待て!!!」
「早まるなぁっ!!!!」
その声でもしや! と思い、調理室の扉を勢いよく開けた時だった。
梓はナイフを自分の喉元に突き立て、そのままグサリ、と刃を食い込ませた……。血の飛沫がとび、既に真里の血で赤く染まっている、辺り一面に梓の血が混ざる。うつ伏せになって倒れ、血の海を腹に敷きながら痙攣し始める。
やがて突然、痙攣が止まり、ぴくりとも動かなくなった。それは”死”を意味するもので―――。
「午前十時十五分、八田 梓の死亡確認」
警察官の虚しい声が、調理室だけでなく廊下までもに響いた。