ひっきーの恋
スカートの裾を押さえながら
その場に座り空を眺めていると
すぐ隣でもぞ、と
動くものがあった。
見れば、いつの間にか
樋佐木くんがうちの隣で
ごろーん、と寝転がっていた。
いつの間に…。
まるで忍者のごとく
気配を消している樋佐木くんに
ちょっと尊敬。
「…ねえ、」
ふいに寝転がっている樋佐木くんが
うちに向かって口を開いた。
「あの噂、どうする気?
俺は別に気にしないけど、
お前はまずいだろ?」
その言葉に、
うちはしばらく考えた。