男子敵対復讐令!


あたしはカップを口に付けた。


「にがっ!」


すると、正木悠太が腹を抱えて笑い出す。



「なっ!もしかしてこれあんたが仕掛けたトラップ!?」


「違う違う。ちゃんとシュガースティック用意されてんじゃん。」


笑いながら涙を拭う正木悠太が指さすのはカップと一緒に用意されていたシュガースティック。


あっ…これ入れていいのね。



「安堂ってこういう所あんまり来ないの?」


「生憎、男がナンパで誘う所なんか来ません。」


シュガースティックをザザーっと入れてスプーンで掻き回して飲んでみると今度は甘すぎた。



「安堂って面白いよねぇ~。」


正木悠太は笑いながらコーヒーを口に含む。


「なんなんすか。"普通"って言ったり"面白い"って言ったり…。」



強い口調で言って、コーヒーを一気に飲んだあたしを


正木悠太はニコニコ笑いながら見つめる。



本当、この人と居ると調子くるう…。




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