男子敵対復讐令!
連れて行かれたのは洒落た喫茶店。
「俺、ブレンドコーヒーで。」
正木悠太はメニューも見ずに店員に答える。
「そちらのお客様は?」
「えっ…あっ…じゃあ、同じものを。」
「かしこまりました。」
って、なんで緊張してんだ。
「なんかこうしていると安堂って普通の子なんだね。」
正木悠太がまじまじとあたしを見る。
あたしは目を合わせられなかった。
だって、男子とどっかに立ち寄るなんて蘭と図書館で喋るくらいしかしてないもん…。
「普通で悪うござんしたー。」
「あっ、気分悪くした?」
「べつにー。」
そっぽを向き、口を尖らせるあたしに正木悠太は笑う。
「お待たせしました。ブレンドコーヒーです。」
カップが目の前に置かれる。