if Infinity

いえにかえるまでががっこうです

千鶴と別れた後、勇輝と若槻が暗くなった夜道を歩く


「ねぇ ねぇ、私のオニューのメイド服どうだった?萌えた??」


またしてもまぶしすぎる笑顔に勇輝は調子を崩される


「え? えぇ まぁ」


「えへへ、そっか~♪ あれ、坂内君の為に着たんだよ?」


上目遣いで見つめながら言う


「うぐっ、って先輩、今日俺と初めて会ったんじゃないですか」


勇輝が視線をそらしつつ言う


「・・・・。ごめん、実はね?私、勇輝くんの事、前々から知ってたの。。。。」


「ずっと気になってて・・・・私じゃダメかな?君の為なら、私、何でもできるよ!」


そう言って必要以上に密着してくる若槻


「・・・・・。って、俺、今日入学初日ですよ?」


「・・・・・。エヘッ そうだった♪」


「エヘッ じゃないですよ、まったく~」


「ねぇ ねぇ? ドキドキしてくれた?」


そう言いながら抱きつく腕に力を入れていく


「ちょっ 先輩!?」


「先輩じゃなくて、陽芽って呼んで・・・? それで。。。。ドキドキしてくれた?」


「あ、いや、その・・・・」


「むぅ~ 答えてくれないなら良いもんっ! 自分で確かめてやるんだから~」


そう言って勇輝の胸板に顔を押しつけながら抱きつく陽芽


(ぐわぁ~ 色々やばい状況だぁぁ/////// この、2つの柔らかい感触は、胸だよな!?ぬぉ~時よ止まれぇぇ ザ・ワールドォォ~!!)


「あはっ 勇輝くん、ドキドキしてるぅ~ 心臓の音聞こえちゃってるよw」


そう言いつつ尚も絡みつき、頬を胸に押し付ける陽芽


(別の意味でドキドキだっつーのぉぉぉ!! こ、これは男として腕を回して抱き返すべきか!? 否! ここで、腕を回さない奴は男じゃねぇぇ!!)

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