if Infinity
15分後、家から出た俺たちは小走りだった


「あぁ、もぅ 兄さんのせいで!」


手を引かれ、引きづられるようにして、学校への道を行く俺達


学校が視界に入る噴水公園(まあ 本当は違う名前なんだけどこのへんに住んでる人達はそう呼んでる)に入ってから、ひなは握っていた手を緩めた


「ここまで来れば平気かな」


半場、独り言のように言う、ひな


「ねぇ、兄さん?どおかな?」


俺の先を行くひなが、振り返って言う。


「何が?」


「何がって!私の制服姿!」


頬を膨らませたひなが、文句を垂れる


「あぁ、それならちゃんと言わねーと わかんねーって」


そう言う俺の言葉を無視して、ひなは返事を待っている


「あ~そうだなぁ、スカート短いよなぁ」


「うわっ 褒めてくれる前にスカート着目ですか!」


「わーひなちゃんかわいー」


わざと棒読み全快で言う俺に、ひなが回し蹴りをする。


ガスッ


「ぐはっ お、お前っ い、今肘のしびれるポイントに直撃したぞっ」


苦しみながら肘をかばう俺にひなは反省してない様子で言う。


「あら、お兄様、脚が空中で滑りましたの、おほほほほ」


「空中で滑るか!・・・・・あ、ひな、さっき回し蹴りの時パンツ見えたぞ?」










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