if Infinity
「兄さん(-^□^-) わたしぃ~兄さんの分も注文してきてあげるから、席とっといてね♪」


「・・・。はい。」


ここで、文句を言っても余計時間をロスするだけだと、学習した勇輝だった。


「しっかし、荷物起きにしたり、喰い終わってるのに席、独占してるやつうぜーなぁ; 電車の座席を数人で独占して、座れないでいるお年寄りの気持ちが良くわかるな・・・。」


「な~に、ブツクサ独り言、言ってるの~♪」


そう言って、後ろから抱きついてくる女生徒


「うぉっとと。って、若槻先輩じゃないっスか」


「やっほ~坂内くん♪ 君も学食だったんだね♪」


「えぇ、まぁ、てゆーか、いつまで抱きついてるんスか?」


「えぇ~? だって、坂内くんの背中って大きくて、それでもって、温かいんだもん♪」


若槻が勇輝の背中に頬ずりする


「先輩? そんなに擦りつくと、厚化粧落ちちゃいますよ?w」


勇輝がわざと意地悪言うと


「ひっどー 厚化粧じゃないもん! そんな意地悪言う悪い子にはもっとハグしてやるんだから~(●´ω`●)」


「若槻会長、ここは食堂でまだ、食事してる生徒もいますし、あんまり暴れるのは・・・」


そういって、割り込んでくる男の姿があった


「あ、伊沢くん」


そう言って、若槻が目をぱちくりさせる


「お知り合いですか?若槻先輩?」


勇輝が聞くと若槻はバツが悪そうに答える


「う、うん、彼は副会長の伊沢くん・・・。」


「へぇ~ 美男美女の生徒会か~ カッコイイっスね」


勇輝がそういうと若槻が慌てて否定しだす。


「えぇ? 私達そういう間柄じゃ・・・私には今気になる人が・・・って、私何言ってるんだろ(〃∇〃) もぅ、今の事は忘れてね?!」








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