if Infinity
「え、えぇ?? どういう事ですか?若槻先輩><」


ひなが、身を乗り出して聞く


「えぇ、実は彼、女子より男子が好きみたいなの」


「えぇ?!」


勇輝とひなの声が見事にはもる


「若槻会長! 変な事言わないで下さいよ、なぁ坂内くん・・・。良かったら、君も生徒会に来ないか? 僕が色々マンツーマンで指導してあげるよ??」


伊沢は一応否定してるものの、とてもノンケにはみえない


「に、兄さん!? もぅ、食べ終わったんだし教室戻るわよ!?」


「あ、あぁ そうだな じゃあ、会長に副会長、俺らはこれで失礼します!」


勇輝とひなはそう言うとそそくさとその場を後にした。


「もう、会長がおかしなこと言うから、坂内くん逃げちゃいましたよ・・・・。」


伊沢が若槻に言う。


「あらあら、でも、坂内くんを気に入ったのはホントでしょ?」


「えぇ、まぁ」


「うふふ♪ わ・た・し・も♪」


若槻がニッコリ笑って見せる


「・・・。会長もですか・・・」


「まぁね♪ だって~坂内くん、すっごい可愛いんだもん♪ 彼、本当に生徒会に入ってくれないかしら?( ´艸`)」


「・・・。良い考えですね」


残された食堂で2人ほくそ笑んでいた。


ぶるぶる


「う、うぅん?」


「どうしたの?兄さん」


ひなが、覗きこむような上目遣いで聞いてくる


「な、なんか寒気が・・・な」


「あはは、もしかしてさっきのBL副会長さんが、兄さん捕獲大作戦でも考えてたりしてw」

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