嘘愛歌

切ろうとした時、少し低い声が聞こえた。


「なんででないの」


『は?』


「聞こえない?」


『そういう意味じゃありません
あなた誰ですか、』


「…」

さっきから会話の合間合間に煙草の
煙りを吐き出す音が聞こえる。


ヘビースモーカー、
……昨晩の男か。


『……昨晩はありがとうございました』


「…あぁ。」


『………若いのに煙草ばっか吸って体に毒ですよ』


「……」


『スルーですか、
私暇じゃないんで切りま"プープープー"

え、なんなのこいつ。
電話切りやがった。

いちいちムカつく男だ。


っていうより、何の用件でかけてきたのよ、
地味に携帯番号も本名もしられてるし。





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