暁の王は翡翠の姫に永遠の愛を紡ぐ
 ーーああ。


 ここは深くて、昏くて、寒い。


 自分は生きてるのか、死んでるのか。


 そもそも存在すらしてないのか、それすらもわからない。


 ……ああ、でも。




 もうすべて、どうでもいい……そのうち、こんな思いも消えて失くなるだろう。

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