ゆずいろ
ちょっと赤くなって目を落とす涼に私は笑った。
…………かわいい。。。
「ははは。よかった。いつもの真面目ちゃんな涼だ。」
「俺、真面目じゃねえし。」
涼は後ろを向いて耳を掻いた。
「んじゃあ、外おるから着替えたら言ってな~」
そう言って外に出ようとする、涼。
「涼!!」
私は叫ぶと涼の背中に抱きついた。
「ありがと…。」
涼は動かない。
そっと涼を見ると
涼は後ろからでもわかるくらい真っ赤な顔をしていた。