鋭く甘い視線の先の獲物


「無理な物は無理……――」




ガバッとシーツから勢いよく起き上がった矢先、不意に体が何かに包まれる様な感覚に陥る。


何…これ…?
もしかして私…色男に、抱きしめられてる?




「どうだ抱きしめられる気分は」


「……は、離して…」


「…断る」




男は私を包み込む様に抱きしめたまま、優しく頭から髪を撫で下ろす。


何…この感じ。
ずっと忘れてた…温もり。



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