鋭く甘い視線の先の獲物


私達は暫く会話を楽しむと、気付けば時間は深夜を過ぎてしまいお開きにしようとお店を出た。


久し振りに沢山話して、お互いの仕事の話しをしたりで盛り上がった。


もちろん私の職業は話してない。OLって事になってるんだけど。




「家近くなのかい?」


「ええ。歩いてすぐよ」


「送るよ。遅くなったし。女性が一人で夜道歩くのは危険だからね」


「…大丈夫よ。本当にすぐそこだもの。ありがとう」




紳士的な人ね。
あの色男とは大違いだわ…。



< 161 / 268 >

この作品をシェア

pagetop