鋭く甘い視線の先の獲物

「…言っている意味がわからないわ。全く理解出来ない」


「…お前の部屋。解約しちまったから、帰っても意味ねぇよ。今夜から俺の部屋へ来い。いいな?」



色男は大きく溜め息をつくとズボンのポケットへ両手を突っ込み呆れた口調でそう言う。


ちょっと待って…。


俺の部屋…?


って事はこの鍵は…。


この色男の部屋の鍵?!


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