鋭く甘い視線の先の獲物
「…この…ボケがっ!!」
「…え……」
「何かある時は、俺に相談しろっつったよな?」
「……そ、そうだけど」
リビングに入るなり、半ば放り投げるかの様にソファーへ降ろされ見下ろしながらタバコに火を付ける色男。
かなり機嫌が悪いみたい…。
「…お前は日本語もわからねぇのか…危ない目にあってからじゃ遅いっつったよな?」
「……………」
それは…そうだけど…。
自分で何とか…できると思ったんだもの…。