鋭く甘い視線の先の獲物


男と少し話しただけで胸が高鳴って楽しい気持ちになる。


それに…さっき助けてくれた光景。今だに何度も頭の中でフラッシュバックしていて…離れない。


あの時…とても嬉しかった。
本当に嬉しかった。




「…そろそろ離れろ」


「言われなくても、わかってるわよ…」




私はそっと体を離して自分の部屋へと向かう。


たまにしか優しくしてくれない男なのに…胸が凄くときめいてる…。



< 204 / 268 >

この作品をシェア

pagetop