鋭く甘い視線の先の獲物


自分の部屋のドアノブへ手をかけると、男の方へと振り返る。




「さっきは、ありがとう。あなたがいなかったら私…」


「何かあったら困るが…次からは俺を頼れ。わかったか?」


「ええ。わかった。約束するわ」




少し話しただけなのに、胸の鼓動が力強く打ちドキドキしてる。


やっぱり私…恋してるのね…。


それも…謎の多い男に。



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