鋭く甘い視線の先の獲物
「いい加減見せて。じゃなきゃ、このままあなたに乗ったまま降りないわよ?」
「別にかまわねぇよ。ただ、俺も男だからな…何するかわかんねぇぞ?」
色男は大きな片手で私の両手首をぐっと掴むともう片方の手を上着の中へ潜り込ませて腰を撫でる。
な、な、何してるのこの男?!
「ちょっ、ちょっとっ。セクハラよ…せ、セクハラっ!!」
「どう見てもセクハラになんねぇだろが」
私が乗っかってるからそれは…そうだけど…。
降りてしまったら、傷を見られないじゃない…。