極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
そんなに見つめられると。


気持ちが揺れてしまう。


「マサさんは彼女いないんですか?」


「彼女はいないです。でも好きな人はいます。」


真子さんがクスッと笑う。


この笑顔に癒される。


「マサさんに思われてる人は幸せですね。マサさんの気持ちは必ず届きます。」


それは無理なんです、真子さん。


なぜなら、それは。


「その人に告白はしません。好きな人には彼氏がいるんです。だからその人を好きな気持ちを封印しました。その人が幸せならそれでいいんです。」


真子さんの瞳から大粒の涙が溢れた。


あなたは何処までも優しい人。


「マサさんも辛い恋をしてるんですね。多分その人はマサさんの優しさに感謝してると思います。」


きみのその言葉が心の奥底までに届いた。


「真子さん、ありがとう。」


きみの綺麗な涙とその笑顔は、一生忘れない。


きみの写真と一緒に宝物にします。


好きだよ、真子。



真子、愛してる。


俺は幸せです。









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