極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
久しぶりの実家、何でこんなに緊張するんだろ。


銀ちゃんはグレイのスーツ、私は白いワンピ-ス。


二人で手を繋ぎ実家のインターホンを押すと、母さんがドアを開けてくれた。


「父さんも来てるから、銀平さんと一緒に入って。」


自分の父親と会うのに、なんでこんなにドキドキしてるの。


だって、父親の顔を知らなかったから。


ドキドキも許されるかな。


「真子、大丈夫だ。」


銀ちゃんが私の手を強く握ってくれた。


リビングに鉄二さんがいた。


鉄二さんはまだ34才、銀ちゃんと同じくらい若く見える。


私の父親だなんて思えないし。


四人は無言のままで、最初に話だしたのは鉄二さんだった。


鉄二さんの声が震えていたから、父さんも緊張してるのだと思う。















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