極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
母はとても綺麗な人で。


母には再婚して新しい家族がいて。


僕に妹が出来たのが嬉しかった。


母にどうしても聞きたかった事、どうして、僕を置いて朝田の家を出たのか。


母は話したくないようだったが、どうしても聞きたいと言うと、母は重い口をひらいて話してくれた。


母は僕を連れて出るつもりでいたが、銀平兄ちゃんのお母さんと約束した事が、頭から離れず悩み。


銀平兄ちゃんのお母さん、美夜さんとの約束。


《銀平は極道を嫌っているから、亮平君に継がせたい。私の最後の我が儘を聞いてほしい。》


母は僕を極道にしたくなかったから。


本当は一緒に連れ出すつもりが、美夜さんとした約束を思いだしい、僕を置いて家を出たと言う。


母は土下座して、何度も僕に謝った。


｢ごめんね亮平。亮平が極道になる姿を母さんは見たくなかった。だから、母さんはあなたから逃げた。｣


その後も泣きながら、何度も何度も母が謝った。


もう泣かないでよ、母さん。


母さんを泣かせたい訳じゃない。


僕を朝田組に置いていった、理由を聞きたかっただけなのに。






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