極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
銀ちゃんの所へは帰りたくない。


でも、行く所もないし。


「お願いがあります。何も聞かないでここに置いて下さい。お店を手伝わせて下さい。」


龍人さんは何も聞かずに、真子の気が済むまでいていいと言ってくれた。


それからお店が忙しくなり、龍人さんに支持されながら頑張って働く。


体を動かしていれば、嫌な事を思い出さなくて済むし。


少しだけ気持ちが落ち着き。


23時過ぎにお店が閉まり、片付けが終わると、龍人さんがちらし寿司を作ってくれた。


「腹減ったろ、一緒に食おうぜ。店の奥に泊まれる部屋があるからそこ使っていいよ。」


「龍人さんは何処に。」


「部屋は2つあるから心配するな。襲ったりしたら銀に殺されるし。」


龍人さんの冗談に笑えなかった。


銀ちゃん私がいなくなった事に気づいたかな。


それとままだ純ちゃんと一緒にいるの。


今は銀ちゃんの顔も見たくないし、声も聞きたくない。


私の事は探さないで。















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