極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
銀ちゃんといることで、かなり精神的に強くなったと思う。


17年間生きて来た中、毎日が刺激的な事だらけ。


自分の旦那と父親が極道で、その旦那の銀ちゃんが三代目継ぐ。


ヤクザ映画でよく見るけど、ヤクザの親分は必ず命を狙われたりするもの。


銃とかマジであり得ないけど、銀ちゃんを守るなんて言っも、どうやって守っていいのかも分からない。


「真子のその気持ちだけで充分だ。俺はその事よりも、マサの純粋な思いが怖い。マサは真子に告白もしないだろうし、俺から真子奪ったりしねぇのも分かる。」


なのに、何が心配。


「俺が死んだら、絶対マサは真子を支えて生きて行くんだろうと思う。真子を守ってやれない悔しいさと、マサの隣で笑う真子を見たくねぇんだ。」


銀ちゃんが言ってることは無茶苦茶だし、何で銀ちゃんが死ぬこと限定なの。


本当にバカだ。


「何で銀ちゃんは死ぬことばかり考えてるの。銀ちゃんは私を置いて絶対に死ねないはず、亮平君の為にも生きなきゃ駄目でしょ。」


銀ちゃんは絶対生きなきゃ駄目。


銀ちゃんを死なせたりしない。


絶対、死なせるものか。


たとえ、この際最悪な事態になっても、大丈夫。


私は覚悟を決めた。









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